カテゴリ:北の建築家たち Vol.62( 11 )
Hokkaido Architects vol.62
b0117713_151192.jpg Vol.62  Aug.2007      




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CONTENTS


巻頭言:北海道立近代美術館での建築家展「ココで暮らす ココロで暮らす」    

特 集:第2回登録建築家更新にむけて      

特 集:2007年北海道支部総会・セミナー・意見交換会報告      
     
特 集:景観につながるモノ作り…住宅から自然景観へ』 平倉直子講演会報告      

Pocket Gallery: 1 2 3 4
賛助会のページ:膜構造建築による「環境」「人」「地域」へのアプローチ

編集後記:Vol.62 2007夏







 












2007年8月6日発行 社団法人 日本建築家協会北海道支部 広報ブログ

by hokkaido-jia | 2007-08-06 23:00 | 北の建築家たち Vol.62
巻 頭 Vol.62                        
JIA北海道支部20周年記念
建築家展「ココでくらす。ココロでくらす。」            
  
            会期:2008年2月1日(金)~2月10日(日) 会場:北海道立近代美術館

                            (社)日本建築家協会北海道支部長 圓山彬雄


                        趣意書
  はじめに JIA北海道支部が誕生した20年前は、行政・研究機関・建築業界さらに新聞など
のマスコミが一体となって寒冷地における理想的な住まい造りを求めて、長年にわたって取り
組んできた成果がはっきりと現れた頃で、北海道の新たな建築が羽ばたく予感の時期でした。
 その頃に私たちはこれからの新しい建築を求めて「北の建築家たち-空間への浪漫」展を
北海道立近代美術館で開催しました。たくさんの参加者にあふれた展覧会でした。ところが
急角度に成長してきた経済活動が、その頃から急速に低迷し始め、新しい建築を一気に花咲
かせることはできませんでした。しかし、そのような環境にあっても地道な研鑽と努力を積み重
ね、その建築技術は今や圧倒的といわれるほど成長しました。支部創立から20年目の節目
に当たる今年度は、残念ながら一昨年からの構造偽装問題や建設会社の談合など社会を失
望させる諸問題で衆目を集めています。しかし、このような時こそ建築家の姿勢と実績を多く
の人に見ていただき、建築界に対するさまざまな不安を払拭してもらおうと北海道立近代美術
館で建築家展「ココでくらす。ココロでくらす。」を開催します。

 厳しい寒さとたくさんの雪そして豊かな自然環境の北海道で、これまで「此処で豊かに暮らす」
ことを求めて努力を重ねてきました。その結果、豊かな「此処」を創り上げる建築技術は大きな
飛躍を遂げてきました。加えて、これからは「此処」というひとつの建築のなかだけの責任範囲
を超えて、「豊かに暮らす」ことを主題にしていかなければなりません。「豊かに暮らす」を支える
には、ひとつの建築で造れるものではありません。暮らしを支える多くの建築、商店や店舗、
交番や消防署などの公共施設、集会所や大きな公共施設、遊び場や公園などの調和によっ
て、その街・その地域の「豊かさ」や「魅力」の質が醸成されていきます。
 この展覧会では、ひとつの建築から「豊かな暮らし」を目指して『ココでくらす。ココロでくらす。』
というテーマを決めました。『ココ』は暮らしを支えあっているお隣さんや地区・地域の建築環境
のことを意味し、『ココ』がおかれている自然環境や社会環境の未来を広い視野で考える『ココ
ロ』を持って暮らしていくことを考えたいと思います。

 私たちのこれまでの「此処」から『ココ』に向かう努力の成果である作品を見ていただくと共に、
『ココでくらす。ココロでくらす。』を目指す姿勢を身近に感じられるよう工夫を凝らした展示や子
供たちから御年輩まで多くの方々に参加していただけるワークショップ、多彩な講演会などを
企画しています。これからの住まいを、街を、都市を、地域を、そして北海道を一緒に考えるきっ
かけになる展覧会にしたいと思います。
 この展覧会の成功に向けて、会員皆さまの多くのご協力とご理解と力強いご支援を賜ります
ようお願いします。                         
by hokkaido-jia | 2007-08-06 22:00 | 北の建築家たち Vol.62
特 集 Vol.62                         
 第2回登録建築家更新にむけて                                   

 日に日に夏らしくなっていく今日この頃ですね。
 
 さて、第2回の登録建築家の更新が近づいてきました。 現在の本部実務委員会の状況か
ら、更新は早ければ9月末頃に行われるようです。正式に日程が決まるのは、今月の後半と
思われます。 今回、更新の対象となるのは、2004年10月に登録建築家になった49名の
方々です。 第1回の登録更新対象者は2004年4月までに登録された61名の方々でしたが、
全員が更新をされました。 

 皆様もご存知のように、更新に必要なのは、CPD108単位です。
7月5日時点では、今回更新対象者のうち、CPDの単位数が50に満たない方が19名、
50.5~107単位の方が13名、108単位を超えている方は17名です。 108単位に満たな
い32名の方々は、今後2ヶ月程度の間で、不足分を取得しなければなりません。

 まず、各自の現在の単位数を確認ください。申請済みのCPDが、きちんと登録されているか
確認しましょう。手続きの問題で、うまく登録が出来ていない場合があります。
(JIAのホームページから確認する。自身の申請記録と付き合わせる etc )

 又、[建築家資格制度に関する細則]が一部変更になり、一級建築士取得後、30年以上の
実務経験を有する登録建築家は、一定の認定されて講習を受講することで108単位を免除
することが出来る・・・との記述が附記される予定ですが、具体的なプログラムについては、
今後、詳細が見えてくると思われます。

 何れにしても、残り時間はあまり多くありません。読書や見学、その他のプログラム参加な
ど、自主申請が近道と思われます。北海道支部でも、CPDプログラムを作る努力を続けます
が、集中して取得する気分を作りあげて、是非更新されるようお願いします。

                                 登録建築家実務委員会 中原 隆一
by hokkaido-jia | 2007-08-06 21:00 | 北の建築家たち Vol.62
特 集  Vol.62                      
2007年北海道支部総会・セミナー・意見交換会報告

                            5月21日(月)15pm~ 京王プラザホテル

支部総会 
会員出席78名・委任状61名にて無事北海道支部通常総会を終了しました。今年から、
支部HP有効利用のため、いままでの議案書のうち委員会・部会の報告の部分は議案書
からはずし、支部HPに掲載することにしました。

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セミナー  
北海道出身の新進気鋭の建築家 藤本壮介氏をお招きし伊達市の情緒 障害児短期治
療施設を中心としたお話をいただきました。合せて当日午前中に現地での当施設の見学
会も行われました。藤本氏のシンプルでありながら多様で美しい建築がどのように生み
出されるかの一端を知ることができました。

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意見交換会
北海道の福田建築局長さま・賛助会会長桑澤さま・圓山支部長などの時宜に即した課題
や展望などを含めた挨拶があり、盛大に和気あいあいと行われました。JIA卒業制作コン
クールの北海道支部優秀賞の表賞も行われ、支部長から学生さんに向けて将来を担っ
ていただく若者への熱いメッセージもありました。

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  広報委員会 平尾稔幸
by hokkaido-jia | 2007-08-06 20:00 | 北の建築家たち Vol.62
特 集  Vol.62
『景観につながるモノ作り…住宅から自然景観へ』
                    
               主催//(社)JIA北海道支部住宅部会・大光電機(株)札幌支店

                                   
 6月21日…平倉直子氏をお招きし講演会を行いました。大光電機札幌支店の協力を
得て共催で行いました。約140名の方々に参加して頂き盛況でした。又、合わせて女性
部会員5名による作品展も大光電機ライティングコアにて開催しました。来場者数は今
一歩でしたが、展示空間と展示内容共に、さっぱりとしたなかなかいい雰囲気でした。
平倉さんは、私の記憶では住宅からのスタートだったと思います。
 今でも数は多くありませんが、その活動も続けております。時代に流されないデザイン
と仕事ぶりは、落ち着きがあり、好感度の高い建築へと繋がっていると思います。1995
年あたりから交番シリーズが発表され、その活動の巾を広げております。又、東京都や
柏市のデザインや景観に係るアドバイザー等の委嘱を受け、行政面での仕事もされてい
ます。

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 2000年に環境省が行った上信越高原国立公園 鹿沢園地自然学習歩道施設整備の
プロポーザルに特定された事は、少人数のアトリエ事務所にとって大きな励みになったと
思います。このプロジェクトは6年の歳月をかけ全て完成し、2007年度 建築学会賞(業績
部門)を受賞されました。ランドスケープから建築、そして展示、案内板に至るまで密度の
高い鹿沢整備に関わる一連の活動には感動しました。私自身同じ分野で仕事をしている
1人として学ぶ所も多くありましたが、反省もまた多く、頭が下がる思いでした。

 この度の講演は『景観につながるモノ作り…住宅から自然景観へ』というタイトルでのお話
でした。住宅づくりから鹿沢プロジェクトに至るプロセスとこだわりが平倉さんと環境省を結
ぶ一本の線として明らかになった事は、私の中ではなぞが解けた様に思いました。

 それにしても、もう少し建築家の参加が欲しかったと思いつつ、気持ちの良い初夏の夕暮
れから始まった講演会は、場所を変え酒も入り深夜まで続きました。
                                    
                                       住宅部会代表 井端明男
by hokkaido-jia | 2007-08-06 19:00 | 北の建築家たち Vol.62
Pocket Gallery Vol.62   
『おらが村の祭り』                           伊藤 寛/道都大学

 ここ数年、民俗芸能の舞台、なかでも、神社の例祭に奉納される神楽とその舞台を見に
全国各地を訪れている。神楽は、神に祈りと感謝を捧げるため、拝殿や専用の舞台(神楽
殿、舞殿)、または仮設の舞台を設けて舞う。拝殿や常設の舞台はいつもそこにあるが、
神楽を舞う舞台として見ることができるのは例大祭などに限られる。“ハレ”の舞台には、
注連縄や神楽幕、さらに天蓋と呼ばれる飾り付けが施される舞台もあり、伝承の歴史と
細工の美しさは驚きと感動の連続である。

 “小迫の延年”は、宮城県栗原市(旧金成町)の小迫白山神社の例大祭に奉納される歌
舞で、国指定重要民俗文化財である。岩手県に隣接するこの地には奥州藤原文化の影響
がみられ、白山神社の創建は神亀元年(724)と古い。また、円暦20年(801)の坂上田村
麻呂による蝦夷討伐、文治5年(1189)の源頼朝による奥州藤原との戦いでは、それぞれ
が白山神社境内に陣を布いたとされるなど、奥州の歴史にも登場する。延年は、もともと
僧侶や稚児が寺院で演じた遊演歌舞の総称であり、平泉の“毛越寺の延年”は有名だ。小
迫まつりは、白山神社の別当寺である勝大寺から始まり、“お山詰行列”で白山神社へ移
動する。延年の舞台は、本殿に向かう階段脇に築かれている“芝舞台”と、楽屋となる長床
(山門)から芝舞台までの70mほどの参道である。“芝舞台”は5~8mほどの変形した大
きさで、民俗芸能舞台の多くが2間ないし2間半四方の矩形であるなかで、かなりアバウト
な舞台だ。芝舞台で舞われる“入振舞”や“飛作舞”は優雅な動きと調べであり、参道で繰
り広げられる“馬乗渡し”は勇壮な武者絵巻を思い起こさせる。舞台袖や参道、そして境内
の斜面には、村人やこの祭りのために帰省してきた人々が陣取り、4月初旬の小雨降る寒
い中、食事や酒を酌み交わしながら最後まで見入っていた。

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 “大元神楽”は、島根県西部に古くからある大元信仰に由来する神楽で、有名な石見神楽
の原型とされている。昨年は7年ぶりの式年祭であったので、江津市桜江町(旧桜江町)小
田の園幡山八幡宮に足を運んだ。大元神楽は、午後4時から神事と“藁蛇”の渡御があり、
夜8時から翌朝7時まで神楽が奉納される。舞台となる拝殿正面奥の祭壇に“藁蛇”が安置
され、その前が祭場、そして中央2間×3間の間が舞殿となる。舞殿右手には神楽幕が張ら
れ、背後が楽屋となる。拝殿向拝側の建具は取り払われているので、客席には外気が流れ
込む。11月中旬、晩秋の中国山地の山間部はさすがに冷え込みが厳しく、神楽鑑賞は寒さ
との戦いでもあった。しかし、地元の人たちはさすが慣れたものだ。毛布はもちろんのこと、
布団一式を持ち込んで横臥して鑑賞する者もおり、子供などは途中で寝入ってしまった。
しかし、見せ場となるとおもむろに起き上がり、舞殿に擦り寄る様はさすが地元の子である。


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 今日の祭りは、伝統的なもの、商店街主催のもの、観光客を呼び込むためのものなどさ
まざまであるが、ここで紹介したお祭りは、そこに暮らす人々が“おらが村の祭り”として綿々
と受け継いでいるものである。寒い中、多くの人々が神事芸能にのめりこんでいる姿は伝統
の重みを痛感するものであり、観光客を呼び込むことや経済効果に関心が注がれる祭りと
は、一味も二味も異なる趣がある。
by hokkaido-jia | 2007-08-06 18:00 | 北の建築家たち Vol.62
Pocket Gallery Vol.62       
『住宅2題』                       小倉寛征/Sa design office

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イザリ川の長い家

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かみのっぽろの家
by hokkaido-jia | 2007-08-06 17:00 | 北の建築家たち Vol.62
Pocket Gallery Vol.62   
『建築』の解体          石黒浩一郎/アトリエブンク

b0117713_05217100.jpg  この六月に東京の墨田区で小さな住宅が竣工しました。
敷地からそう遠くないところに耐震強度偽装事件の舞台の
ひとつとなったグランドステージ東向島があります。住民に
より立替計画がまとまり現在は解体工事中です。

 あらわになった断面は、各階の大梁が著しく小さく、すべ
ての階で梁せいが同じという異様な状態になっていました。
耐震強度0.31といわれるマンションでも11階建てのRC造
の解体はさすがに大変で、大型の解体機械が少しずつ躯
体をひきちぎっていきます。竣工してわずか2年半で取り壊
されていく現場は、五十嵐太郎さんの言葉をかりれば『見え
ない震災』そのものであり、建築に携わる人間につらくやる
せない気持ちをおこさせます。

 今回の建築基準法の改正の目的は、端的に言えば「建
築設計者の不祥事から建物の安全性を確保する」というこ
とであり、設計に携わるものにとってまことに屈辱的な内容
です。この改正により、業務量の増加やスケジュールの長
期化など建築設計をとりまく環境が厳しくなるのは事実であ
り、それに呼応して設計報酬の増額をもとめる動きも報道
されています。しかし、そもそも建物の安全性を確保するこ
とは設計の基本中の基本であり、そのために報酬の増額
をいまさら社会に要求することを、後ろめたく感じてしまうの
は私だけでしょうか?

 JIAのほとんどの会員は、建築の設計に携わることに誇りと責任を感じ、日々努力奮闘され
ていると思います。しかし今回の改正で明らかになったように、われわれの活動は社会から
相当にネガティブな評価をうけていると思わざるをえません。改正に伴い、建築士の資格や
専門性に関する法令も変わりました。構造や設備を担当する技術者の専門性と責任が明確
化されたことにより、プロジェクトを統括する建築士の地位がさらに低下することは明白です。
責任をもってプロジェクトを統括・遂行する建築家も、そして構想から建設まで一貫した哲学
をもつ『建築』も、結局、時代とともに解体されていくのでしょうか?
by hokkaido-jia | 2007-08-06 16:00 | 北の建築家たち Vol.62
Pocket Gallery Vol.62
「アクアリウムからみる環境と建築」        尾形剛弥/アトリエAGプランニング

 現在、アトリエに稼動している水槽が3つ。はじめはある真夏の暑い日に、半年間非可動の
エアコンを嫌い、納涼を兼ねたグッズとしてはじめたものだった。
打合せに飽きたクライアントのお子さんにも評判がいい。
ところが、このミニマムな生態系は奥が深い。私たちのように地表に暮らす者と水中生物は、
空気と水を入れ替えただけの違いではなかった。気づいた時には、水草8種、生物17種(50
匹以上)となってしまった。(笑)

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  昨今、自然田では田植えの1ヶ月前から水を張り、水中生物とバクテリアによるバランスの
取れた生態系を作り出すことで、雑草が生えにくく、害虫の大量発生を抑え、稲が本来の力が
つくため病気にも強く、無農薬で肥料もそれほど必要としない古来からの農法が見直されてい
る。もちろん、バクテリアの存在など知りえない昔の人の経験による知恵なのだろう。
アクアリウムでもバクテリアが生存しやすい環境になればなるほど水が安定する。生態系の
循環サイクルとバランスが重要重要なのだ。自然界では当たり前のことが、小さなアクアリウ
ム内ではそうはいかない。
かのフンデルトヴァッサーは屋上緑化を地表面とつなげることで地中のバクテリアバランスを
維持したらしい。実際、地表面と切り離された屋上緑化では地中内のバクテリアバランスが悪
く、絶えずリセットが必要な巨大なプランターとなってしまっているそう。

このアクアリウムというミニマムな人工の生態系環境を維持するために、試行錯誤をくり返し、
結果として数種の設備が必要で、ひとつの水槽から7~10本程度の配管・配線が引かれ、十
数種の生体が必要という結果となるのである。
こうなると、都市インフラか、はたまた簡易なバイオスフィアかと思えてくる。

ある文献によると農薬などの化学物質は扱いやすいように水溶性であるため、自然界では
水中生物に最も被害が出るという。これはシックハウスでも問題となったホルムアルデヒドや
VOCに置き換えてみると分りやすい。空気中に放出される有害物質は換気され、大気中に拡
散されていくため汚染度が低い。しかし、海洋性以外の水中生物の場合、
地上に住む私たちとの違いとして、彼らには限られた範囲の水中しか逃げ場がない。
植物性の食性の、ある生体に餌としてキュウリを与えていた人がいた。購入時に店員から「必
ず無農薬のキュウリにして下さい。」と言われ、国産の農家直送の無農薬キュウリを与えてい
た。当然、国産無農薬のキュウリが一年中手に入るわけもなく、しかたなく輸入もののキュウ
リを与えたところその生体は死んでしまったそう。人間では許容範囲の残留農薬でも、彼らに
とっての生活の場である水中では高濃度のシックハウスとなってしまった。

アクアリウムを眺めながら、それが一建築物であり、都市であり、本来生息する自然環境で
あり、として置き換えると様々な環境問題が見えてくる。
by hokkaido-jia | 2007-08-06 15:00 | 北の建築家たち Vol.62
賛助会のページ
膜構造建築の将来性
                                                 太陽工業㈱北海道支店

膜構造建築による「環境」「人」「地域」へのアプローチ

 膜構造建築は、その素材のやわらかさや軽さによって生まれる多くの特性を有しており、その特性を利用
して「環境」「人」「地域」などの側面に対し、さまざまなアプローチによる利用方法が考えられます。「環境」
と「福祉」が叫ばれる中、今後、膜構造建築の有用性が多くの行政や地域の施設・設備などにおいて活用
されるのではないでしょうか。
それではまず、膜構造建築が有する基本性能について、ご紹介します。

1. 膜構造建築の基本性能
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●高い耐久性
50年でも使用可能可能な膜材について。


●高い透光性
有害な紫外線を完全にシャットアウトしつ
つも確保する高い透光性。



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●高い意匠性
夜景に効果的な膜構造。


●高い施工性
工期短縮と施工安全性の高い膜構造。

耐震・防災からのアプローチ
地震や台風などの自然災害が多発する日本。その中で人々の暮らしや安全を守ることは重要な課題です。
膜構造建築は軽量で柔軟性に富み、その特性を活かして人々の安全を守ります。
さらにさまざまな性能を付加することによって、地域に密着したアプローチが可能となります。

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1. 一般建築物としての膜構造
●軽さと柔軟性による高い耐震性能
耐震性を発揮し安全性を確保する膜構造。

2. 新たな素材「蓄光膜」の開発
●災害時の誘導・防災拠点への取組み
災害時の夜間において、安全性を確保
する目印としての蓄光膜。

多雪地域へのアプローチ
滑雪特性に優れた膜材料。その納りについて。

酸化チタン光触媒技術によるアプローチ
さまざまな性能を有する膜材料に酸化チタン光触媒技術を採用することで、膜構造建築は、これまで以上に
多くのメリットを提供します。
新たな膜材料が省エネやコストダウンに威力を発揮し、建築の可能性を拡げます。

1. 酸化チタン光触媒膜の基本性能
●優れた防汚性能
自浄作用による優れた防汚性について。

●窒素酸化物除去作用
酸化チタン光触媒膜による空気の浄化作用について

●ヒートアイランド現象の緩和
ヒートアイランド現象の緩和に効果的な酸化チタン光触媒膜のテントについて。

PVC膜材料屋外暴露状況:8年経過

b0117713_14262824.jpg酸化チタン処理無し

b0117713_14274514.jpg酸化チタン処理有り








by hokkaido-jia | 2007-08-06 14:00 | 北の建築家たち Vol.62