(社) 日本建築家協会   北海道支部 広報
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カテゴリ:北の建築家たち Vol.65( 17 )
「北の建築家たち Vol.65」 目次
1. JIA北海道支部住宅部会住宅賞 住宅部会代表世話人 小西彦仁
2. 建築技術デザイン委員会 建築技術デザイン委員長 小室雅伸
3. 2008年北海道支部臨時総会報告 副支部長 三栖博
4. JIA支部若手会員との会 幹事長 遠藤謙一良
5. JIA建築セミナー2008報告 教育委員会 金山征晴
6. 札幌デザインウィーク2008 対外交流委員長 藤島喬
7. 法改正セミナー 幹事長 遠藤謙一良
8. 地区会員作品発表会 道東地区委員長 小野寺一彦
9. 第19回 旭川建築作品発表会 旭川会 重綱博美
10. 湯けむりセミナー 道東地区委員長 小野寺一彦
11. 第1回JIA「テスクチャレンジ設計コンペ」公開審査会 幹事長 遠藤謙一良 
12. Pocket Gallery 川沿いの家 國枝千秋建築設計事務所 國枝千秋
13. Pocket Gallery T-terrace こすぎ建築計画室 小杉朋希
14. Pocket Gallery CNHN-光井戸のある家- archi LAB. t+m 大坂崇徳
15. Pocket Gallery 小樽公園通教会のレスタウロ 山之内建築研究所 山之内裕一
16. 編集後記
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:13 | 北の建築家たち Vol.65
JIA北海道支部住宅部会住宅賞 
JIA北海道支部住宅部会住宅賞  住宅部会代表世話人 小西彦仁

2008年11月1日 サッポロデザインウィーク期間に合わせてJIA北海道支部住宅部会の住宅賞の受賞式が内田洋行(ユーカラ)で行われました。
今年度の受賞者は、
  ハルニレ賞(大賞)      「愛国農場の家」    小西彦仁
  フキノトウ賞(新人賞)    「雁木のある家」     照井康穂
  アカシア賞(集合住宅賞)  「円山アパートメント」  中井和子
となりました。

b0117713_11182781.jpgまた、今年の受賞式の目玉は賞創設以来、初めて受賞者が決定したキタコブシ賞(北国の建築文化貢献賞)ではないでしょうか。受賞された平良敬一さん(住宅建築編集長)また鈴木悠さん(写真家)は永年にわたり北海道の建築家を雑誌を通し取り上げ、別冊「北国の住まい」をはじめ住宅建築(雑誌)で日本に北国の建築家の存在と高い技術を紹介し続けてくれています。よって編集者そして写真家が高い見識で北国の建築を評価してくれている表れでもあると感じます。
受賞式には平良さん鈴木さんも来札され、今まで雑誌に取り上げていただいた建築家の皆さんとのトークセッションも行われ20数年前の懐かしい記憶を思い起こしながら楽しくも温かみのある会となりました。
帰京後連絡が入りまして続(新)北国の建築家(仮称)特集の企画が持ち上がっていまして調整をしているそうです。


2009年世界的経済危機により少なからず私たちも影響を受けつつ、しかしつくる意欲はますますで、環境のこと経済のことと建築家の役割は法改正も相まって複雑化が予想されますが、ある意味プロが要求されるチャンスでもあります。この時期だからこそ切磋琢磨する必要があるかと思います。
今年のもメーカー等から北海道建築家のセミナーやトークセッションの企画相談が来ております。住宅部会としましては多くの市民に我々の仕事や考え方を知っていただく機会が増えることを喜び協力させていただく予定です。
また皆さまからもいい企画がありましたら是非ご提案ください。

▼受賞作品の詳細です(クリックすると拡大表示されます)
b0117713_1242479.jpgハルニレ賞(大賞)
「愛国農場の家」
小西彦仁


b0117713_1255637.jpgフキノトウ賞(新人賞)
「雁木のある家」
照井康穂


b0117713_1223452.jpgアカシア賞(集合住宅賞)
「円山アパートメント」
中井和子
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:12 | 北の建築家たち Vol.65
建築技術デザイン委員会
「建築技術デザイン委員会」 建築技術デザイン委員長 小室雅伸

 今年度より発足した建築技術デザイン委員会は、設計に関わる最新の技術・基本的な技術を皆で共有し質の高いデザインを支える基盤を強固にすることが目的です。
現在の委員会メンバー:小倉寛征・佐藤潤平・鈴木敏司・照井康穂・中山真琴・堀尾浩・宮崎正之

 まずは動き出すことから、ということで初年度は4つのセミナー・見学会を行った。

第1回 2008年6月24日
外断熱マンション改修施工現場見学会
佐藤潤平さんが手がけている札幌市内・イトーピア円山の工事現場にて、断熱施工・サッシ周りの取り合いなどを学んだ。

第2回 2008年8月22日
「コロンブス工法施工現場見学会」
低層建築対象の軟弱地盤対策及び免振基礎工法として開発されたコロンブス工法の開発者・中村拓造氏の解説で札幌北部教会の施工現場を見学した。協力:㈱ピーエルジー、㈱ウチヤマコーポレーション

第3回 2008年9月19日
「知ってるようで知らない木材塗料の話」
JIA近畿支部や3月のアメリカ広葉樹協会のセミナーでも行われてきた木材塗料の新技術について、水谷穣氏(キャピタルペイント㈱)の解説を塗装実体験を含めて学んだ。協力:㈱吉山塗料店

第4回 2009年2月20日
「札幌北部教会見学会」
8月に基礎工法の見学会を行った北部教会の完成見学と温熱環境を体感してもらうことを目的に、設計者の小室及びコロンブス工法開発者の中村拓造氏が説明を行った。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 この委員会はタイムリーに迅速にセミナー・見学会等を行っていきたいと考えてます。正会員・賛助会員どなたでも有用な情報がありましたら連絡ください。情報提供者にはそのセミナー等の「責任者」として敬意を表し、準備等に大いに尽力して頂くことを原則にして(笑)、長く、活発に活動を展開していきたいと考えてます。
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:11 | 北の建築家たち Vol.65
2008年北海道支部臨時総会報告
2008年北海道支部臨時総会報告  副支部長 三栖博

2008年9月30日に内田洋行内U‐calaで臨時総会が開催されました。
年会費のほかに北海道支部の追加運営費の徴収が主の議題でした。
10月17日建築家大会2008東北のなかで開催された本部臨時総会の会費規定見直しに向けて北海道支部としての意思確認の必要性から開催されました。
議事の中で正会員と賛助会員の連携や支部独自の活発な活動への期待が意見として多く出された後、出席者33名と委任状87名の賛成で追加運営費徴収が議決されました。
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:10 | 北の建築家たち Vol.65
JIA北海道支部若手会員との交流会
JIA北海道支部若手会員との交流会 幹事長 遠藤謙一良

日時 2008.10.10 19:00 ~ 24:00まで豊嶋支部長のKBにてJIA北海道支部の将来や活性化を考える事を主旨とし、これからのJIAを担う若手メンバー(今回は50歳以下と勝手にさせていただきました)とJIA北海道支部三役と総務委員長が意見交換会を行いました。
日頃交流の少ない若手メンバー1人1人の意見を伺いざっくばらんな中で活発な意見が発言されました。豊嶋支部長からは会費の改訂やJIA入会の意味や賛助会との協力体制について説明され、若手からは値上げの了承やJIAをわかりやすく日本建築家協会として世の中に伝えるべき事やJIAのブランド力を高めるべき、またJIAに積極的に活動参加する事で何かが見えてくる等、様々な意見が参加者全員から発言されました。
若手20名+役員5名の計25名で有意義な会となりました。
一方通行になりがちな集会とは一味違った内容となり、膝を交えた1人1人の会員の意見が伝わる大切な機会となりました。
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:09 | 北の建築家たち Vol.65
JIA建築セミナー2008報告
JIA建築セミナー2008報告 教育委員会 金山征晴

テーマ   ふじようちえん
講師    手塚貴晴 手塚建築研究所
日時    2008年10月29日(水)18:30
場所    STVホール
主催    日本建築家協会北海道支部
後援    株式会社エービーシー商会札幌営業所

 今回の建築セミナーは近美展のあった昨年のお休みもあって、3年ぶりの開催となりました。会場もアーバンホールが閉鎖となり、はじめてのSTVホールでのセミナーということで、どの程度会場が埋まってくれるか心配しましたが、評判の高い講師の力もあって、大勢の人々が席を埋めてくれました。担当委員会としては、まずは胸をなでおろすことになりました。

 手塚氏は秋も深まる北国の気候をものともせず、長袖シャツのみの軽装で現れましたが、それも暑いと言って半袖1枚になっての熱演でした。まずは今日の講演がご夫婦でなく一人になったことの説明とお詫び、トレードマークともいえる青いシャツによる日常を解説しながら、さりげなく「屋根の家」の話へと入って行きました。「屋根の家」はオーナーとの対話の中で誘われる様に設計者を導いたかのように、つまり意志のすり合わせの苦労もなく作品が自然に形作られて行ったかの如く語っていきました。屋根の上で生活するという一見奇抜な発想をいかにも自然の成り行きで形成されて行ったのかと、聞くものを印象付けていたように思います。

 手塚氏によると、本題「ふじようちえん」に入る前に「屋根の家」について話す必要があるとのことでしたが、本題に入って確かに同じように話は進んで行きました。園長先生は、600人の子供が上がる屋根がほしい。手すりはないほうがよい。つけるならあまり頑丈でなくふわふわと柔らかいほうが良い。子供は多少怪我しても大丈夫。平面は円いほうが園内をくまなく見回ることができる。子供もぐるぐる回るのが好き。常識をちょっと逸脱したかのような園長先生の話は続きます。それを設計者の弁が追いかけます。木の根を守るため柱は不規則な配置になった。屋根は中庭からよく見えるように低く(常識的には低すぎ)そして中庭側に緩やかに傾いている。隣のクラスとの間仕切りはないほうが、子供は集中力を養うことができる。近代的な足洗い場は子供が(面白がって)泥を詰めてしまうので、たらいに水を張って使う。そのたたきはコンクリートでなく地面に木レンガを埋め込んだ床(排水口はいらないということ)。天窓は子供が上がって遊ぶので網を張った。中庭の芝は牧草を混ぜて、そのままでは伸びすぎると言って山羊を3頭飼った。屋根の上を毎朝30周する子がいる。距離にして5~6㎞。次から次へと、そんな幼稚園があれば楽しいだろうに、と思われることが現実の話として飛び出してくる。時間は瞬く間に過ぎてしまいました。

 質疑の時間となり、いくつかの応答ののち司会の遠藤幹事長の質問に、椅子を自分で用意してここで対談にしましょうと言いだすハプニングに、幹事長もさすがに戸惑いながらもにわか対談となりました。クライアントとの意志のすり合わせの話になったとき、ライフスタイルの合わないクライアントには他の建築家を薦める。しばらく付き合ってから契約してくださいという。という言葉に改めて納得。

 最後に若い人に向けて、建築家は体力勝負。体育会系の人が多いのです。心も体も丈夫でなければ生き残れない。そして自分の目で様々な建築を世界中見て歩きなさい。とエールを送ってセミナーは終了しました。楽しく有益なお話をありがとうございました。そのあとは有志による交歓会もあり、秋の夜長もゆっくりと更けてゆきました。
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:08 | 北の建築家たち Vol.65
サッポロデザインウィーク2008
サッポロデザインウィーク2008 対外交流委員長  藤島 喬

b0117713_15565811.jpg昨年10月31日(金)〜11月3日(月)、サッポロデザインウィークが開催されました。NPO法人北海道デザインネットワークの中心的活動で年に1度開催されて、今回で4回目を数えます。プロダクツ・グラフィック・ファッション・建築・インテリア・照明・サウンド等、あらゆるデザイナーが参加し、市内各所でイベント、セミナー、パーティーが開かれました。今年のテーマは「つなぐ」でした。建築家は、JIAのメンバーを中心に41名が参加しました。建築関係のイベントの日程調整が重要で、プレセミナーとして、

10月29日(水)、STVホールにて手塚貴晴氏の「ふじようちえん」の講演会が開かれ、400名を越える観客数で大盛況でした。

11月1日(土)13時30分よりシンコール会場にてデザインコラボレーション「建築・家具・クラフト」と題して、建築家、下村憲一氏。家具デザイナー大阪克彦氏。クラフトデザイナー、煙山泰子氏の三者によるトークセッションが行われ、図書館を実例にそれぞれの分野での関わり方を熱く語られました。参加者は70名。


b0117713_1604090.jpg同日、16時〜ユビキタス協創広場U-calaにて、JIA住宅部会の2008住宅賞&記念レクチュアーが開かれました。東京から「住宅建築」編集長の平良敬一氏、写真家の鈴木悠氏が参加。20年前に出版された「北国の住まい」に対して「きたこぶし賞」が贈られました。同時に各賞が贈られました。参加者は約70名。想い出話に花が咲きました。

また同会場には41名の「北海道の建築家展」のパネルが展示され、11月2日(日)には「けんちくまつり」建築屋台村〜みんなでトークが開かれました。建築家有志と一般客を交えてのフリートーク。お酒とおでんで会場が大変盛り上がり、深夜までつづけられました。参加者は約50名。

サッポロデザインウィークは、多くの人の参加を頂き、全体に盛況に終わったと思いますが、どうしても一部委員の負担が多く、次年度への反省点として効率の良い運営が求められます。
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:07 | 北の建築家たち Vol.65
法改正セミナー
法改正セミナー 幹事長 遠藤謙一良

2008.11.20 札幌コンベンションセンターにてウチダフェア2009 in Sapporo のセミナーとして「改正建築士法の概要について」開催されました。
講師はJIA北海道支部 弓良さん(職能業務委員長)で2時間の講義となりました。11月28日の施行開始前のセミナーでもあり会場内はほぼ満員の聴衆となりました。難しい内容を非常に簡潔にまとめられ、わかり易い内容でした。特に重要事項説明の設計料報酬や告示1206号などは業務上非常に大切な事で有意義な内容でした。
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:06 | 北の建築家たち Vol.65
「旭川・函館・道東地区会員による作品発表会」
「旭川・函館・道東地区会員による作品発表会」 道東地区委員長 小野寺 一彦

b0117713_49184.jpg開催日 2008,11,20 18:00〜20:00
会 場 内田洋行北海道支社 U-cala

地域会員との交流を目的に、初めての試みによる建築発表会。パネラーは、旭川(重綱・軽部)、函館(小澤・田嶋)、道東(帯広-小野寺・釧路-真壁)の3地区代表により、一人15分の持ち時間をフルに使い、個性とこだわりを体現したエネルギッシュな発表となる。以下発表内容を紹介します。

■旭川地区/重綱氏:「私の仕事」丘に建つ白い住宅と旭山動物園の施設群を発表。動物園職員との恊働による施設づくりに、全国区になる理由を見る。
軽部氏:「IKM」2世帯の社宅のリノベーションをスケルトンとインフィルに分け、施主の希望を新しい工法とアイデアで再生する。

b0117713_10185576.jpg■函館地区/小澤氏:「土報蓄熱式輻射暖房を利用した杉板張りの住宅2件」地材の道南杉をふんだんに使い、持論のエネルギーコンセプトを展開。伝統工法による力強い建築を紹介。田嶋氏:「函館〜町並みの遺伝子〜記憶」函館の歴史的建造物の歴史を田嶋流に分析・解説。地域住民の建築物への愛情と設計者の惜しみない努力を見る。

■道東地区/小野寺(帯広):「とかちのカラマツ林から」そこの地にあった、地材のカラマツの立木を使い、伐採・珠切り・製材・乾燥と手作業によるスロウな住宅建築物語を2例。真壁氏(釧路):「遮る仕掛けの建築」格子をフィルターに、アプローチや中庭の中間領域を囲い込んだ新しい町並みを試みる建築。


b0117713_10193377.jpg発表後、会場を変え行なった懇親会は、建築談義を肴に盛り上がったのは付け加えるまでも無いでしょう。
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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:05 | 北の建築家たち Vol.65
第19回 旭川建築作品発表会
第19回 旭川建築作品発表会 旭川会 重綱 博美

日時:2009年2月18日
第1部卒業設計発表 旭川工業高等学校・東海大学
第2部特別講演
講師:㈱川口衛構造設計事務所 工学博士 川口 衛
場所:旭川市科学館「サイパル」

2009年2月18日、今年で第19回目を向かえた「旭川建築作品発表会」が行われました。昨年より旭川工業高校と東海大学 建築・環境デザイン学科の卒業設計も発表されています。旭川工業高校は、卒業設計のテーマとして旭川駅周辺の再開発「北彩都あさひかわ」、恒久歩行者天国「平和通り買物」、そして「旭山動物園」の3つを掲げています。それぞれのテーマに沿った卒業設計を各々5分、発表していただきました。「北彩都あさひかわ」を舞台とした卒業設計はリラクゼーションを目的とした-五感ミュージアム-、「平和通り買物」は中心市街化の活性化を目指した-買物公園地下街計画-、「旭山動物園」は混合飼育を考慮した-旭山動物園 ワニ・カバ館-でした。地下に地上まで達するシンボルツリーを配置したり、混合飼育にこだわって計画を行うなど、高校生なりに設計を突き詰めて行く姿勢が見られました。一方、東海大学 建築・環境デザイン学科の卒業設計も「北彩都あさひかわ」を舞台とし「心のオアシス」をテーマとした-ENKEL MUSEUM-です。普段の生活の中で芸術や自然とのふれあいを求めた施設で、北彩都計画の大池に面しあまり大きくない単位の建物を点在させる計画となっていました。あえて手書きとした作図手法も含め見応えのある作品でした。

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これまで第2部は、旭川近郊の新しい建築を4題程、設計者自ら15分程度の発表をいただいていましたが、今年からは1題をより深く発表いただく形式とし、その1回目は来年から一部供用の始まる旭川駅舎としました。その中でも「樹林構造」とも呼ばれる特異な構造形式を今回のテーマとして、構造建築家 川口衛先生に約1時間の講演をいただきました。構造体の露出が多い駅舎において意匠デザインと構造デザインの調和の重要性ついて日向市駅・JR高知駅の例も紹介いただきました。共に集成材と鉄骨を適材適所にもちいたハイブリット構造であり、日向市駅では応力に沿った美しいカーブを描く変断面集成梁の製造工程やその中で端材となった集成材をキャノピーの柱として無駄なく使った事、JR高知駅では高架橋をすっぽりと覆う大架構構造でありながら、南北で異なったファサードをもつ特異な表情を主要構造部で集成材用いながら鉄骨の特性を加えて完成させたユニークな構造形式と両者の接合部の設計も美しさに配慮などを講演頂き、とても考え深いものでした。旭川駅舎においては180m×60mの大屋根を支える構造設計のケース・スタディの遍歴を上部構造と下部土木構造との調和などを駅舎ならではの特殊性を踏まえ解説いただきました。無柱空間の試みなど実施案までにはいくつもの試みがあったようです。実施構造は、まるで樹木のように1点の柱脚部から四叉に柱が生え広がって行く構造です。この構造は単にデザイン上のプロセスのみならず、柱脚部で応力が1点となることで、下部の高架への応力を単純化する事が大きな目的との事でした。その他エキスパンションのデザインなど構造建築家ならではのお話を明確に伺うことができました。質疑では内藤事務所の川村さんも参加いただきとても有意義な会となりました。会終了後には学生との記念撮影も快く受けていただき、多くの参加者に心に残る会となりました。

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by hokkaido-jia | 2009-03-01 00:04 | 北の建築家たち Vol.65