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北のジュニア・オープンデスク
北のジュニア・オープンデスク                 
教育委員会委員長 十河 昌司

今年で15回目を迎える『北のジュニア・オープンデスク』・・・歴史を感じる。
因みに、私がJIAに入会させて頂いてから12年目となる。いま、改めて振り返ってみると、光陰矢の如しである。
北のジュニア・オープンデスクは北海道支部独自の事業で、工業高校の生徒を対象に、設計事務所で図面や模型製作、現場監理等の実務を体験してもらい建築の楽しさ、創ることの楽しさを知ってもらおうというのが目的の一つであるが、マクロ的に言えば、将来の建築家の卵の育成を目的とした事業である。 今年は札幌工業高校3名、帯広工業高校2名の計5名が夏期休暇を利用し、支部会員の事務所で1~2週間建築修行した。参加者それぞれが建築修行を終え、去る8月8日、交歓会と建物見学が、久米設計さんのご協力により日本生命札幌ビルで行われた。交歓会参加生徒は札幌工業3名、帯広工業2名。その他、會田先生(札幌工業)鳥谷部氏、豊嶋支部長、金山氏、豊山氏、久保氏、十河が参加。日生ビル3階会議室に模型と設計図・施工図等を持込み、当正会員の鳥谷部氏から興味深い設計コンセプトの説明をして頂いた後、建物内外を視察。生徒達をはじめ当会員も皆楽しげに視察をしていたのが印象的であった。
会議室に戻り、建物に関する設計秘話や現在工事中の商業ゾーンと地下歩行空間に纏わる設計秘話等を交え質疑回答を行いながら、モックアップや模型・図面等を改めて眺めていた。一段落した後、修行内容を発表し意見交換を行った。
修行内容としては、現場見学や模型製作、デザインコンクールの指導が主で、図面の見方、線の意味、視点を変えて建築を見る事、模型の作り方など、学校では習わない事を教えてもらい非常に勉強になったことを生徒達は発表している。 その他の意見としては、CADを使い図面を描く勉強もしてみたかったとか、もう少し修行期間があれば良かったなどの積極的な意見もあり、今年も実り多き『北のジュニア・オープンデスク』であったことが垣間見られた。
意見交換が終わり、豊嶋支部長より参加生徒ひとり一人に『修了証』が手渡され、生徒諸君は心持ち少々の緊張感と安堵感を覗かせていた様に思えた。そして最後に、鳥谷部氏より講評を頂き無事に交歓会を終了した。
参加生徒の皆様方、交歓会参加の会員様方 大変お疲れ様でした。そして私は安堵。

皆様のご理解とご協力により本年も北のジュニア・オープンデスクと交歓会は無事に終了することが出来たのであるが、ここ数年気掛かりなのが参加生徒の減少。少子化によるものなのか、建築は社会経済に左右される為将来に不安があるのか、それとも建築の魅力が無くなったのかは皆無である。また、各工業高校の担当教員が数年で異動転勤となるケースがあり、オープンデスクについてのご理解をあまり得ていないのも要因の一つと考えられる。この件は以前より豊山氏が非常にご苦労されていた部分でもあり、昨今においても難儀しており克服しなければいけない課題となっている現状はあるが、来年度以降も札幌工業の會田先生とJIAが連携を組み、当支部からも再度学校への連絡をはじめ、北海道高等学校建築教育研究協議会や北海道教育委員会に改めてPRを行い、今後も建築界を盛り立てていかなくてはいけないので、各機関に働きかけをして行きたいと思う。

末筆になってしまいましたが、例年の如く『北ジュニア・オープンデスク』が良い結果で終了となりました事は、引き受けて頂きました事務所及び会員の方々のご尽力とご指導の賜であると感じており、この場をお借り致しまして感謝申しあげます。
ありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

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by hokkaido-jia | 2008-09-01 08:00 | 北の建築家たち Vol.64
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